自然環境を学ぶ専門学校:国際自然環境アウトドア専門学校
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水生生物調査 & 落とし穴トラップのその後
(05/09 イベント)
またまたやってきました金曜日
今日は、標高1300mにある火打山の登山口である笹ヶ峰で野生生物調査とフィールド観察の予定だったのですが、予想以上に雪が残っており、急遽学校の近くを流れる関川の水生生物調査に変更しました。が、前日に降った雨による増水のため、ちょっと危険なので、さらに予定を変更して、学校が妙高市の上小沢地区に借りている田んぼ周辺で水生生物調査としました。自然相手の調査は、なかなかこちらの思うとおりにはいきません。午後は、昨日のフィールド観察で設置した落とし穴トラップの回収です。では、いざ出発。
その前に、”ヘビといると癒される”という田辺先生によるヘビの解説。
田辺先生が畑仕事に向かう途中、目の前を通り過ぎたために見逃してはもらえず、まんまと学生の教材となったシマヘビです。皆気持ち悪いって言いますが、結構かわいい奴です。このまましゃべらせておくと夜までしゃべってしまいそうな田辺先生の解説により、ヘビの体の構造や生態などについて目からウロコが落ちる知識を得た(であろう)学生たちでした。
いざ水生生物調査へ
現地について、網を渡されると...
こんなに集中した学生は見たことがない(失礼)くらい集中している学生たち
そして発見された生きものたちは
クロサンショウウオの卵塊と
さらに探して見ると
まだ成体になりきっていない?クロサンショウウオ
さらにさらには
絶滅危惧種のゲンゴロウ
マニアの間ではただのゲンゴロウという意味で”ただゲン”と呼ばれるそうです
クロサンショウウオっぽいですが、おなかが赤いアカハライモリです
他にも、トノサマガエル、(トウキョウダルマガエル?)、ツチガエルなどのカエル類
ギンヤンマなどのトンボのヤゴたち
クロメダカやモツゴなどの魚たち...
いつも私は”自然は見ようとしないと見えないよ”と言っていますが、
水の中の世界ほど網ですくって見ようとしないと見えない世界なわけで、
一番ワクワクしていたのは実は私だったりして...
そして、午後は演習林へ
田辺先生の解説の後、いざトラップの回収へ
そして、その成果は
捕れたわ捕れたわ、その名もエチゴオサムシ
すでに羽が退化していて、森の中の地上を歩いて生活しているムシです
こいつらも非常に面白い生きもなのですが、そのお話はまた今度。
自然を見るには、見る目を持つことも大事だけれど、
様々な道具を使って工夫して捕まえてみてはじめて分かる生きものたち、
が分かった私でした
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