おまんたの米

昨日は、農業の収穫祭がありました。
自然環境教育学科の1年生たちが、お世話になった地元の先生方に
手作りの料理を振る舞いながら、各自が学んだことを発表しました。

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学生の一人が、
農作業や田んぼの風景画像に音楽をかぶせて編集したものをバックに流し、
創作した詩を朗読しました。
棚田の残る原風景、そこに暮らす人々、そして自分自身と向き合ったことで
生まれた心揺さぶる詩をぜひ一読ください。

「おらほ心」  作者 小野彰太

田に降りそそぐお天道様に
僕達の汗を捧げよう

どれだけになろうともかまわない
御礼ができるほどの御恵みを

足元からはカエルが覗く
たくさんの人の優しさに

穂も僕達も頭を垂れる
穂も僕達も頭を垂れる

変わらぬものがそこにある
     暮らしが伝える人の想い

変わらぬものがそこにある
     田にあふれるは皆の喜び

変わらぬものがそこにある
     変えられぬものがここにある



棚田に広がる眠る土
小さな命からはじめよう

地に足をつけることほど難しいことはない
誰だって背が伸びるのを待つだけだ

ウコッケイの声が聞こえる
足に伝わる水と土の肌が
ふと友人の存在を伝えてくれる

変わらぬものがそこにある
     暮らしが伝える人の想い

変わらぬものがそこにある
     田にあふれるは皆の喜び



自然の中のわだかまり
今日は人の手から始めよう

少し少し ゆっくりゆっくり
優しい気持ちになっていく

土も人も心の根っこでつながっている
カボチャのおやつが人をつなぐ
おまんの優しさが心にしみる

薬や機械は「道具」に戻そう
おまんたが日本の暮らしを考えてくれる

変わらぬものがそこにある
     暮らしが伝える人の想い

変わらぬものがそこにある
     田にあふれるは皆の喜び


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