山への憧れ。アメリカン・ロッキーの奥地
2009/04/14
りお太郎が好きな山は、静かな登山ができる山である。
ロッキー山脈に代表されるような、アメリカの広大な山岳地域においても、登山者が多い山と、ほとんど人が訪れない山とがある。コロラド州の大学に在学中、登山に熱中していたので、多くの山に挑戦することができた。しかし、頂上に立つことができた山もあれば、まったく手も足も出ないで、撤退してしまった山もある。その中で、印象に残っている山をひとつ紹介したい。
ジャッグド・マウンテン(Jagged Moutain)という山名を、直訳すると“キザキザ山”になるだろうか。その名のとおり険しい山で、楽に登れる登山道などは一切存在しない。標高4,214mの頂上まで、ルートを慎重に選びながら高度感を克服し、ずっと岩をよじ登っていかなくてはならない。りお太郎は、単独でアタックをかけたが、あえなく敗退したのだった。
理想の山を考えるとき、このギザギザ山を思い浮かべる。コロラドの登山者でも知らないような山だから、周辺は手付かずの自然そのままである。アクセスが悪く、登山に要する日数は最低でも4日間は必要なのだ。重いザックを担いで、遥かなるピークを目指す。美しい山容を、なかなか拝むことができないのも、ジャッグド・マウンテンの魅力と言える。
頂上アタックをかける日は、大きなチャレンジが待っている。ピークに達するには、技術うんぬんより忍耐と情熱が必要になるだろう。危険が伴い、真剣勝負をしなくてはならない。しかし、そこは誰にも邪魔されずに、じっくり山と向き合うことができる場所である。だからこそ、楽しい登山になるのだろうし、運よく頂上に達することができれば、達成感と喜びは計り知れない。
残念ながら、りお太郎がまだ登りきれていない山だが、いつか再挑戦することは間違いない。もう一度ジャッグド・マウンテンと会いたいと願っている。それに、なんとなく自分を待っているであろうという思いもある。そんなことを考えていると、人との出会いも素晴らしいが、山との出会いもかけがいのない経験なのだと実感するのである。
りお太郎ブログ: http://coolrio.cocolog-nifty.com/blog/
海外の山についてなど紹介しています。
ロッキー山脈に代表されるような、アメリカの広大な山岳地域においても、登山者が多い山と、ほとんど人が訪れない山とがある。コロラド州の大学に在学中、登山に熱中していたので、多くの山に挑戦することができた。しかし、頂上に立つことができた山もあれば、まったく手も足も出ないで、撤退してしまった山もある。その中で、印象に残っている山をひとつ紹介したい。
ジャッグド・マウンテン(Jagged Moutain)という山名を、直訳すると“キザキザ山”になるだろうか。その名のとおり険しい山で、楽に登れる登山道などは一切存在しない。標高4,214mの頂上まで、ルートを慎重に選びながら高度感を克服し、ずっと岩をよじ登っていかなくてはならない。りお太郎は、単独でアタックをかけたが、あえなく敗退したのだった。
理想の山を考えるとき、このギザギザ山を思い浮かべる。コロラドの登山者でも知らないような山だから、周辺は手付かずの自然そのままである。アクセスが悪く、登山に要する日数は最低でも4日間は必要なのだ。重いザックを担いで、遥かなるピークを目指す。美しい山容を、なかなか拝むことができないのも、ジャッグド・マウンテンの魅力と言える。
頂上アタックをかける日は、大きなチャレンジが待っている。ピークに達するには、技術うんぬんより忍耐と情熱が必要になるだろう。危険が伴い、真剣勝負をしなくてはならない。しかし、そこは誰にも邪魔されずに、じっくり山と向き合うことができる場所である。だからこそ、楽しい登山になるのだろうし、運よく頂上に達することができれば、達成感と喜びは計り知れない。
残念ながら、りお太郎がまだ登りきれていない山だが、いつか再挑戦することは間違いない。もう一度ジャッグド・マウンテンと会いたいと願っている。それに、なんとなく自分を待っているであろうという思いもある。そんなことを考えていると、人との出会いも素晴らしいが、山との出会いもかけがいのない経験なのだと実感するのである。
りお太郎ブログ: http://coolrio.cocolog-nifty.com/blog/
海外の山についてなど紹介しています。