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冬のアルパインクライミングの登竜門、白馬岳主稜に挑む!!

積雪期の山は登山道が埋もれてしまっている為、どういったルートを登攀するかは、登山者自身が選ぶ。安全かつ楽な方法で頂上を目指すのも、過酷な自然環境にある冬山においては、正しい選択肢のひとつだと思うが、あえて困難で登り応えのあるルートを選び、チャレンジすることにも大きな価値がある。

長野県北部の白馬岳は、日本を代表する山岳であり、夏にはものすごい数の登山者をむかえる。しかし、冬になればすべての山小屋は閉鎖され、いわゆる一般登山者の姿は無くなる。そして、わずかな“アルパインクライミング”の技術をもつものしか訪れない場所となるのだ。

今回も花谷講師のもとで、山岳プロ学科2、3年生の授業があり、白馬岳主稜にチャレンジすることになった。1泊2日の行程で、1日目は白馬尻のベースキャンプまでの行動。2日目の早朝2時から動き出し、暗い中で高度をかせぎ、正午前に標高2,932mの白馬岳の頂上に達することができた。
 60度以上の雪壁や、標高差数百メートルの切れたったナイフリッジがあり、緊張感が続く登山になったが、天候にも恵まれ、充実した良い山行だった。学生たちのレベルアップにもつながったし、厳しい中から山の魅力にもいっそう触れられたことは、大きな収穫になった。
 りお太郎には、学生たちが頂上に着いて、緊張から開放されて、満足感いっぱいになった笑顔が印象に残った。

おまけ: 頂上直下の稜線で見かけた雷鳥。

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